2000年6月6日火曜日

過去の詛い (2000年6月)

藤井 サエコ(仮名)さん 当時20代 からの依頼。

相談内容:
友人と2泊3日の京都旅行に行った時に事は始まる。
嵐山、金閣寺、清水寺など各名所をまんべんなく観光。その最中、数々の霊現象を体験する事になる。
京都からはずれの位置に建つ、とある寺に向かう道中、突然胸の苦しみと共に呼吸困難にあう。何か得体のしれないモノが自分の体を通り抜けたのをはっきり感じたそうだ。

宿泊先のホテルでは、宿泊初日に藤井さんが金縛りにあう。
翌日、今度は一緒にいた友人が、睡眠中突然足を引っ張られ、右の膝から下が腫れあがってしまった。その腫れは旅行から帰ってきてもなかなか治らなかった。

このホテルを利用するのは2回目。
前回宿泊した時は、別の一緒にいた友人がインフルエンザにかかり、旅行を途中できりあげ帰ってきた経緯あり。
さらに藤井さん本人は切り上げて帰宅する帰り道、駅で転んでしまい右足首を剥離骨折してしまうという出来事があったそうだ。

今回、藤井さんは、恋愛に効果があると本で紹介されていた、とある神社へも友人と赴いていた。
その神社は住宅街にあるが、雰囲気的に暗く、神社内の建物には落書きが幾つもされていたそうだ。
有名どころの神社のような雰囲気は全くなく、とにかくその場から早く離れたいという気持ちでいっぱいになったという。
それでも恋愛成就に効果があると本に紹介されていた『言い伝え通りのまじない』を行なったとの事。

そういった事があった旅行の帰宅後、頭痛、体が重い、突然涙がでてくる等の症状に加え、いわれのない脱力感に襲われ続け、部屋の空気もどんよりしている感じが続いていたそうだ。

そんな事が続いたので、前職で知り合っていたashに職場からSOSの電話。
まずは電話で霊視をするハメに。


霊視結果:
話しを聞いた段階で、5体程の霊の存在をキャッチ。
まずは、ホテルで拾ったと思われる2体。弱々しく、姿をキャッチしにくかった。
サラリーマン系の男性と女性の霊。かたや火事に巻き込まれた感じであり、かたや水死しているようであった。
ホテルでの霊現象はこの2体が原因。
ただし、初めて訪れた時の友人のインフルエンザと、本人の剥離骨折については霊的影響かどうかを探る術はなく。

次に、かなり徳の高い、指導者的立場であったと思われる武士の霊ともう1体。
体に出ている不調はこの2体が原因。
これについて確認すると、名所『血天井』に行ったとの事。
その際に、連れてきてしまったようだ。

そして、最後にまわった、とある神社で拾ってしまった女性の霊1体。
恨みの念が特に強く、藤井さんに一番影響を与えていた。
江戸末期から明治の時代あたりの頃。
結ばれるはずの男性を姉妹である妹に取られた恨みから、実の妹にはずみで呪詛を行なったものの、自分に呪詛が返り、それが原因で命を落としていた。
そういった背景がある為か、藤井さん本人には、特に男性関係に対する心理的影響を与えていた。
好意を持っている男性に関わる女性全てにに対し、異常なまでの嫉妬心をいだいていたそうだ。
恋愛がうまくいってないという事に加え、『おまじない』を心底信じて行なった事で、女性と波長があったという事で憑かれたようだ。
尚、藤井さんは相談を受けた帰り道、電車でうたた寝をしてしまった時に、見た事の無い女性が睨みながら目の前に現れると言う現実と見間違える程リアルな夢をみたそうだ。


解決方法:
まず、相談者2人に数枚、般若心経の写経をしてもらう。
その間、相談者の守りの為にashの眷属をつける。
ホテルでの2体は除霊により切り離す。
血天井での2体の内、1体は浄化の過程を踏める程話が通じる者であった。
もう1体と共に一旦血天井へ戻ったのち、浄化へと辿るようだ。
なぜ憑いてきたかと問うと『その者(藤井さん)が妻であった女性に似ていた』との事。
最後にもっとも強く影響していた女性の霊。『きよみ』と言う名の女性。
あまりにも恨みが強い事、自分が放った呪いに呪縛されている事で、浄化できずにいた。説得が通じない状態であった。

藤井さんに写経を行なってもらった事で、まず恨みに関しては話ができるまでになっていた。
のこりの呪縛に関しては、きよみ自身への呪詛による呪縛を一旦、藤井さんへ向ける事によって解放させた。
もちろん、藤井さん自身に向ける事はできないので、身替わりとなる物として、いらないハンカチをいただき、それに呪詛を向ける。そして、呪詛の念と共にハンカチ、写経を共に焼きつくした。
これにより、きよみを縛る呪詛は消え、きよみ自身も浄化の道をたどる事ができた。

以上により、相談、処理共に完了。


後日談:
きよみが浄化へと至る際、浄化した事を藤井さんへ知らせるようにしたところ、藤井さんの夢にでてきたそうだ。

藤井さんは夢の中できよみと会ったが、その時に、藤井さんのその時の恋愛感をつつかれ、『本当にそれで良いのか?』と諭されたそうだ。

また、その数年後、問題の神社へashと藤井さんと共に赴いたところ、神社は石碑や案内版が設置され、落書きも消されており、きれいに整備され明るい神社になっていた。